第1263話

今は見失った夢よりも、目先の焼き芋だわ!
あわてて玄関を飛び出し、軽トラックに乗り込もうとしている焼き芋屋に声を掛けた。
「まってぇ!」

第1260話

日々の些事に追われ、夢や希望を見失いがちなとき――
サンダルの溝に食い込んだ小石がアスファルトに当たる音を聞いて、私は思い出すの!

第1257話

そんなことをあれこれと考えつづけていたある日、やっとわかったのだ。
そう、形あるものだけがすべてではない。
ほんとうに大事なものは、目には映らないんじゃないかって。

第1256話

水に強くて、加工しやすいものって、ほかになにがあるかしら?
ホームセンターでゴム板を買ってきて詰めるとか。
いっそ、サンダルの裏一面にウレタンでも張ってしまうとか。

第1251話

とりあえず私は、台所で目に付くものを片っ端から詰めてみることにした。

まずは、使い古した洗い物用のスポンジ――
だめだ、柔らかすぎて、やはり小石が詰まってしまう。

第1249話

ならば、硬ければいいのだろうと、バーベキュー用の鉄串でためしてみたところ、こんどはうまくいった。
そんなわけで一時期、毎週末の数分間を、鉄串で小石をほじくり出す作業にあてていたことがある。

第1248話

ためしにゴムと小石の隙間に割り箸を差し入れて、ほじくり出そうとしたこともあるが、力を込めると割り箸はパキパキと割れてしまい、この作戦もうまくいかなかった。